主に文芸書などの読後感想をメインに
独断と偏見大いにありで呟いていこうと思います。
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空中庭園・角田光代著はものすごい才能。少なくとも業界編集者は飛びつくだろう。会話はまジー?とかゼッテい?(まじめ?絶対?)なんて言葉を平気で使って一つの世界を構成している。嘗ての三島由紀夫に言わせれば、格調高き文学ではないといわれそうだ。それがいま主流になっているみたいだ。読者層を拡張するにはもってこいのはず。その本の内容はといえば、16歳の視点で作るドラマから40歳くらいの夫婦や60歳の祖母までを軽く一気に第一人称で書き上げているのだ、一人の作家がである。いまやこれほどの才能技量スキルがなければ商品価値はないのだろう。俳句のような「だからどしたの?」的文学は成り立たないようだ。さて引き続きその三島由紀夫の著作「荒野より」を読み始めた。彼、自殺する5年ほど前40歳頃の作品だと思われる。神田古書店の出店で見つけたものだ。近々に読後を公開しようと思う。(21・2・21文芸)
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