主に文芸書などの読後感想をメインに
独断と偏見大いにありで呟いていこうと思います。
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自費出版のようなので、なかなか目にとまらないのであらすじを言うと、大学を出て、今ちり紙交換業務としての風景を過去の自分を振り返りながら描いているものだ。新しい世界が見えてきて楽しかったが、主人公の変貌がなんとなく寂しいものになりそうでつらいものがあった。学生運動から海外遊学、帰ってきてから軽い詐欺的な性格に何の疑問もなく、変貌しつつあり、最後は自分を偽り同情を買うようにして一人のホステスの紐になりそうなところで終わる。自分も含めて、似たような成長プロセスは誰にでもあるものだが、せめて物語の内面部分だけでも拒否してほしい文脈があったらよかったと思うのだが。もしかしてこちらの読みが浅かったかな、行間に描写されていたのかもしれない。
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